チョコレートを売りつけるおばさん

数年前、福岡県の小倉駅にちょっとした日帰り観光へ行った時のお話です。私と姉はある程度観光を済ませたあと、商店街で輸入食品などを主に売っているお店”KALDI”を見つけました。帰る前にそこで買い物をすることになり、中に入って店内をぶらぶら見回っていたところ、60代後半から70代前半の女性が感じよく話しかけてきました。店内は人で混雑していたので、私は買うものがなくお店の外で姉を待っていたところ、また先程の女性が目の前に現れ、また色々世間話を始めたのです。

姉はまだ買い物中で、私は時間を持て余していたので、その女性との会話は暇つぶしになると思い、お喋りをしていました。すると急に女性が「さっき近くの百貨店でドイツ製のチョコレートを買ってきた」と板チョコを幾つか見せてきました。外国のものなので見た目はおしゃれなパッケージで、少々値段はお高そうに見えました。そして「このチョコレート、たくさん買いすぎたから買わない?」と言うのです。値段はひとつ1000円だと。

私自身甘いものはなんでも大好きなので、「一つくらい買ってあげてもいいかな、人助けになるのなら」と思い、財布の中身を見たところ万札しかなく、しかも500円玉1枚しか所有していなかったので、その値段でいいのならと交渉してとりあえず1つは買ってあげました。その直後に”CALDI”から戻ってきた姉が、また同じことを言われ、板チョコ残り2枚を優しい姉は1枚1000円でその女性から買ってあげたのです。

帰宅して何気なくネットでその板チョコレートの値段を調べたところ、なんと板チョコ1枚300円だったのです! 私はそれほど大きな損ではありませんが、姉は1枚に付き700円ほどの損になってしまい、完全にその女性の口の旨さに騙され、本当に悔しい思いをしました。その女性は悪知恵を働かせて、CALDIのお店の前なら、外国物を高く売りつけても買う人がいる、と考えたのでしょうね。

板チョコレート

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